実は、ネット証券大手3社の米国株の国内取引手数料は、同額です。
マネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社のうち、どこの証券会社を選んでも手数料に変わりはありません。
3社とも同じ料金体系になっています。
じゃあ、どこで買っても同じかというと、そうではありません。
NISA(少額投資非課税制度)で米国株を購入した場合の手数料の扱いに違いがあるんです。
米国株の買い付け手数料
まずは、米国株の国内取引手数料の料金体系の説明から。
SBI証券、マネックス証券、楽天証券の投稿日時点の手数料(税込み)はこうなっています。
- 手数料は約定代金の0.486%
- ただし、手数料の下限は5.4ドル。上限は21.6ドル。
つまり、手数料が3段階に分かれているんですね。
表にするとこうなります。
購入金額 | 手数料 |
---|---|
1,111 ドル 以下 | 5.4ドル |
4,444 ドル 以下 | 購入金額の0.486% | 4,445 ドル 以上 | 21.6ドル |
一度に購入する金額が1,111ドル以下だと手数料率がどんどん上がっていきます。
500ドルだと1.08%。
100ドルだとなんと5.4%です!
めっちゃ高いですね。
NISAで米国株を買った場合の手数料
このように、ある程度まとまった金額を投資しないと手数料負けしてしまう料金体系になっています。
少額ずつ買い増していく投資スタイルだと、なかなかツライ。
そういうときに利用したいのがNISAです。
NISAは本来、個人投資家のための税制優遇制度ですが、それだけにとどまらず、各証券会社がそれぞれ独自に税以外の優遇制度を設けています。
例えば、海外ETFを例に挙げれば、3社とも国内取引手数料を無料もしくは全額キャッシュバックしてくれます。
そして米国株。
NISAにおける米国株に関しては、マネックス証券がリードしています。
3社のうちマネックス証券だけが、米国株の国内取引手数料を全額キャッシュバックしてくれるんです。
これは嬉しいですよね。
配当金を再投資していくスタイルだとどうしても一回の買い付け額が低くなりがちです。
そうすると手数料負担が増える。
そんなときにマネックス証券を利用すると、お得だと思います。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|
海外ETFの 買い付け手数料 |
全額キャッシュバック | 無料 | 全額キャッシュバック |
米国株の 買い付け手数料 |
全額キャッシュバック | 優遇なし | 優遇なし |
表にあるとおり、米国株の手数料が全額キャッシュバックされるのはマネックス証券だけです。
マネックス証券を利用して、NISA枠の範囲内で米国株を買えば、手数料に悩まされることもありません。
ですから、NISA枠を利用するのであれば、3社のなかでマネックス証券が一番お得と言えます。
ちなみに、それぞれの証券会社のNISA手数料の説明ページはこちらです。
まとめ
NISA枠で海外ETFを買うなら3社とも大きな違いはありません。
でも、NISA枠で米国株を買うならマネックス証券がおすすめです。